以前プレーした「龍が如く」の続編をプレーしました。
まあ面白いし中古で250円で購入したことを思えば元は取れたと思いますが、1が素晴らしすぎたので少々ガッカリした作品です。
一通り遊んだ動画があります。参考にしてください。
評価概要
ストーリー 3/5
1でも、花屋と組長の子供たちの恋愛話のように本筋とはずれる話はありましたが、2では物語を語るうえで無駄な情報が多いような気がします。ゲームを進めていくと、結構短くない時間をムービーに費やされているような気がして、ゲームをさせてくださいという気持ちになります。
おそらく1の製作途中から2を作成すると決めたのは1のリリース後かそうでないならリリース直前の時期だったと思うのですが、2の話を作っていくうちに矛盾点が出てきて辻褄あわせのシナリオのように感じたり、死んだはずと思わせた人間が生きていたり、話の主要人物通しが実は深い関係があったりと、話の展開上しかたないとはいえ都合がよすぎる部分が多すぎるように感じました。
桐生さんの恋愛話を見れるという意味では貴重な作品だといっていいでしょう。
ゲーム性 3/5
1よりはサブクエも増えたしボリュームは増えたと思うのですが、最終章でいわゆるQTEで決められたボタンを押す必要があるのですが、相当早く押さないと反応できないし、ノーマルだとそれなりにレベルアップしないと最後の戦いには勝てないです。
とりあえずクリアしたかったのでEasyにして続けましたがゲームバランスが悪く感じ不満に思うところです。
操作性 3/5
とくに1と変わりませんが、それでも幾分1よりもマシになったと思います。思いがけない動きは少なくなったような気がします。
グラフィック 4/5
とくに1と変わりはありません。PS2と思えば十分きれいだと思います。
総合評価 13/20
正直1に比べると私の中では相当評価が下がります。理由はストーリーが1に比べると複雑です。
ラスボスで倒そうと思うとそれなりに経験値をためたりお金を貯める必要があるのですがザコを倒したり、サブクエストを相当する必要があります。
複雑なストーリーなので経験値稼ぎとかして寄り道したりすると、あらすじを確認してからじゃないと意味が深くわからない場合もあると思います。
1に比べるとバランスが悪いと思います。
多く売れたせいかブックオフなどで比較的安価で売っています。250円であれば全然購入してもいいと思います。
詳細な説明
1と同様にストーリー重視の一本道なゲームです。自由度が低いのでオープンなゲームがしたい人にはあまり向いていないかもしれません。龍が如くシリーズはそのようなゲームだと知られているのでそこの部分を問題視する方は少ないかもしれません。
ストーリーは1に比べて複雑化していますが、3以降に比べるとまだまだ破綻も少ないかもしれません。1は最高ですが2もまだまだいいなと思います。
2は狭山薫の物語
終わってみてよく考えてみると2での狭山さんは主人公の桐生一馬と恋愛をし、実の父親や異父兄との出会いがあったり、彼女のお母さんの話が語られ、時間配分は計算してませんが、相当な時間を狭山さんにさいています。
狭山薫の物語としてみるとストーリーはよくできてるのかなと思います。
桐生一馬のラブストーリー
私は1-4をクリアしていますが、桐生さんの恋愛事情は語られませんが、2では狭山さんとキスをしてるシーンがでてくるし、相手を異性として向き合っているシーンが出てくるのでそういった意味でシリーズの中で珍しいと思います。
そういった意味では2は遊んだほうがいいと思います。ただ残念なのは次のシリーズ以降、狭山さんはほとんど出てこないことです。シリーズを通して桐生さんと遥ちゃん以外で一番印象に残るキャラクターだと思います。
寺田さんの扱い
私が一番納得できないのは物語の冒頭で殺されたことになっているけど、実は生きているというところです。また、彼はジングォン派の生き残りで実は韓国人だという設定です。
1で最後に寺田さんは組長になったのだから身元調査とかしなかったのでしょうか?おそらく1では2の構想がなく行き当たりばったりで作ったんだろうなって想像できてしまうところが残念でした。
郷田龍司さんについてはあまり語られない
異父兄弟で、郷田さんは実は韓国人という設定です。いくら養父が組長とはいえそのような境遇の彼がそれなりに偉くなるものなのかなと思います。
物語の終盤で彼の苦悩が明かされますが、それまではあまりただただ嫌な奴に描かれていて最後は悪い人ではないなという終わり方をするのですが最後まで悪い人のほうが良かったかもと思います。
主人公の敵役なのに狭山さんよりも描写が少ないのは残念です。
海外組織について
2を作られた時代背景があり韓国組織を話に入れたのかもしれませんし、狭山さんの話をドラマチックにするために海外組織を入れたのでないかと思うのですが、海外組織である必要があったのかなとも思います。
ストーリー全体を通して
3,4をかなり前に遊びましたが、ラスボスがどんな人だったのかよく覚えていません。1,2は双方とも記憶に残るようなラスボスだったのでその点だけでもストーリとしてはいいのかなと思います。ストーリが全然だめだとは思いません。
とはいえご都合主義的な部分もあるのでその部分ははっきり言って不満です。
あまりよろしくないゲームバランス
私はよくゲームをしますが、この手のアクションゲームだとノーマルな難易度で大体クリアできますが、最後のラスボスまですんなりいきません。
ちょっとぐらいの経験値稼ぎであれば私もいいと思うのですが、1の場合はそれほど時間をかけなくても最高の強さになりちょうどいいバランスだと思いました。
2の場合は相当寄り道しないとクリアはできませんし、ゲーム終盤では初見ではなかなか防ぐことができないQTEがあり、即死するのでその点は不満です。
おそらく製作者の意図としてはサブクエストを遊んでほしいからという願いがあったのかもしれませんが、結果としてゲームに時間がかかり、ちょっと複雑なストーリーがよくわからなくなる可能性を考えるとちょっとどうなのかなって思います。
ゲームシリーズをするうえではやっといたほうがいい
龍が如くシリーズを通じて澤村遥は出てるので彼女が何者かよく理解できる1は遊んだほうがいいと思いますが、2は絶対に遊ばなくてはならないというほどではないかなと思います。
たとえば2の敵役だった郷田さんはなくなり、恋人の狭山さんも登場しなくなり3以降の話で2のストーリーでどうしても覚えておいたほうがいい場面は少なく思うからです。
私はシリーズものでは見参!を一番最初にしましたが、ストーリーものでは3からで1,2を遊んでいたらもっと面白かったかな?と思うからです。また3以降のシリーズやPS3のリマスター版、極シリーズを遊んで気づいたことがあれば再度レビューを行いたいと思います。
遊んでよかったゲームだと思います。もし興味があればぜひ手にとって遊んでみてください。PS3でもリマスター版、PS4ではリメイク版があり価格分の価値は間違いなくあると思います。
とくにPS2は中古で安価で入手できるしPS3版は1と2がセットになっているのでお得だと思います。
もちろん最新の技術を使ったPS4の極2もいいと思いますが、また機会があればレビューしたいと思います。
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