会社創立25周年を迎えました

2022年6月1日に私が勤めている会社が創立25周年を迎えました。

起業した話

私の父が会社を立ち上げました。私の父は大手電機メーカーで事業部長までなった人で世間的に見れば出世した人になるのでしょう。

父はいろいろ思うところがあって起業することになったようです。起業する前になんら相談がなかったので詳細はよくわからないです。

ただ、何となく想像するに大企業で働き続けるのは疲れていたのかもしれません。私を含め私の兄弟にも大企業に勤めることは全くすすめませんでした。私は父の友人が当時外資系の会社の代表をしていたので父にすすめられそちらの会社に勤めることになりました。

父が起業した時はまだその企業にお世話になっていてまた働く予定もなかったです。

ただ、私が入社した時からメンバーも変わり、私の上司にあたる人と衝突したので会社を辞めることになり父の会社でお世話になることにしました。たしか起業してから1年ほどたった後だったと思います。今思えば父と仕事をしたいと思っていたのかもしれませんね。

苦労した話

あまり苦労した話はしたくありません。ただ全くしないのもどうかと思うのでポイントだけ書いておくと、創業20年を超えるまではなかなか大変でした。

たとえば一時期結構いろんな人を雇っていたのですが、父が病に倒れる前から経営状況はよろしくなかったのですが、父が病で入院した後、経営状況が本格的に悪くなりつぎつぎと辞めていきました。あまり詳細は言いたくないですが役員の立場で責任があるのに本当に困ったら逃げるようにしてやめていった人もいました。

また、今思えば不誠実な人たちと付き合うことも多かったです。

どんな人でも起業するのは大変だと思います。大手企業に勤めていた私の父はそれなりに名前も売れているはずですが、そのような人間が立ち上げてもなかなか簡単に始めることはできないものです。

よかったこと

起業のデメリットはほかにもいろいろ調べれば出てくるので起業してよかったことを書いていきたいと思います。

定年という概念がないこと

私も齢50を超えると友人など近しい人たちは役職定年になるといった話を普通に聞くようになります。私の場合会社を運営し続けることが条件になりますが、定年という概念がないのは気が楽です。

自由度が高いこと

9時17時とか残業って概念は比較的薄いです。特に新型コロナウィルスがはやりオンライン出社が一般的になったので自由度が高くなった気がします。

もちろんお客様あっての話なので、お客様から満足されなければ私たちのような零細企業はすぐに破綻してしまうのでとっても自由ってわけではありません。

一見大変だなと思うこと

やはり自分たちで仕事を見つけてくるのは大変だなと思います。ただ大企業であっても大変さはそれほど変わらないかもしれません。

というのは、その分野が伸びているときや安定しているときは大企業に勤めていても安心ですが、その分野が落ちているときは大企業であることはマイナスになることも多いのかなと思います。

とは言え大企業に勤めているとそれなりに信用度があるので楽な部分はあるのだろうと思いますが、我々のような零細企業に勤めている人にはない苦労もあるのだろうと思うのでそれはどっちもどっちなのかなとこの歳になったら思います。

どちらがいいのかは何とも言えないですね。

最後に

私の勤めている会社は運よく25周年を迎えました。それは努力よりむしろ運がよかった部分も大きいでしょう。

起業してよかったと思える部分はたくさんありますが、だからといってそれを他者に進めようとは思えません。

そもそもですが私は大企業に勤めたことはなく、比較しようがないからです。

ただ現状を満足しているというだけで他者が私と同じ状況で満足するかどうかはよくわからないです。

会社勤めでモヤモヤしている人や起業を考える人に一考を投じることになれば幸いです。

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