最初に
小池百合子東京都知事は安倍さんが解散総選挙を正式に発表する直前の2017年9月25日以前からうわさがあった新党の立ち上げに記者会見を行いました。
新党立ち上げは噂の時点からそれなりの期待度がありました。
そのあと低迷していた民進党の合流と排除による混乱のあと、2017/10/6 時点で希望の党の期待がしぼみつつある状況です。
いままでの流れについて自分なりに整理したいと思います。
「リベラルを排除する」といった発言で小池都知事の人気が落ち始めた2017/9/29までを書いて生きたいと思います。
2017/09/25
東京都の小池百合子都知事が25日、都庁で記者会見し、次期衆院選に向けて新党「希望の党」を立ち上げ、都知事職との兼任で自らが党首となって新党に関わっていく考えを明らかにした。
小池さんは以前から日程が決まっていた衆議院の解散の正式発表直前に新党結成を行うことで当日のニューズ番組に安倍さんとは別枠で出演することになります。
解散発表後、安倍総理はNHK ニュース, 報道ステーション(テレビ朝日)、News 23(TBS)に出演し、小池都知事もNHKニュースとNews 23には別枠で出演しました。
安倍総理はNews 23の出演の時に森友加計の問題について突っ込まれ醜態をさらしてました。
安倍首相が『NEWS23』で森友・加計問題を追及され醜態! 音声データを突きつけられ、「籠池氏は詐欺」「加戸さんの証言を報じろ」と支離滅裂
星キャスターのこの問いかけを凍りついた顔で聞いていた安倍首相は、「記者会見については、いわば本人、国税庁、財務省で適切に判断するんだろうと思います」と述べるにとどめ、続けて「この(答弁と交渉記録音声との)食い違い等についてはですね、まさに籠池氏は逮捕され、奥さんもですね逮捕され、詐欺罪で、起訴されました」と、またもや“籠池=詐欺師”の構図を刷り込ませるように話をすり替えたのである。
質問に対してははぐらかすように答え、疑惑隠しの解散だと思う人も多かったのでないかと思います。この日は安倍さんにとってはあまりいい日でなかったように思います。
2017/09/26
この日は民進党は選挙に備えること、25日に離党した松原仁衆院議員の除籍処分、選挙の公認について話したこと、前原代表が「どんな手段を使ってでも安倍政権を終わらせる」と表明し、希望の党との連携を連想させることを言っています。
2017/09/27
野党4党の国対委員長が会談 国会できちんと審議をおこなうよう衆院議長に申し入れることで一致
この日は野党4党で相談しています。希望の党との連携を組むということは代表はすでに考えていたわけで今思えば大変失礼な対応だと思います。
希望の党との合流話のあと野党がなぜ批判したのかよくわかる失礼な行動だと思います。
2017/09/28
このときは半信半疑ながら全員が希望の党へ合流すると受け取られたのか、本当に政権交代が起こる可能性があるかもと多くの人が思ったのではないでしょうか?希望の党は他の既存の党から多くの議員を受け入れない限り、議員の数がたいへん少なくそこの部分はもしかして希望の党も妥協するのでないかと私は思っていました。
ただ残念ながらこのような動きはなく後で立憲民主党が立ち上がるきっかけになるようなやり取りがあった用です。このとき前原代表は希望の党への入党を申請すれば希望する人は全員受け入れてもらえるというような説明をしていたようでありますが、その後の小池都知事の対応と違うことから枝野さんはテレビの報道番組で「(前原代表は)出来なかったら腹を切る」のように答えています。
「(前原代表は)出来なかったら腹を切る」、えっ!!!ほんまか??? pic.twitter.com/1A1wDVyGF5
— YK #関西暇人連合(京都府連) (@YK49150270) 2017年9月30日
枝野「民進党の理念・政策を新しい枠の中で実現するという前提がきちっと確保されるのであれば、それは当然、あのとき私も反対しませんでしたし」
前原さんはどういう説明をしたんだ?— キャオ@大阪トホホ団亡者戯 (@tohohodan) 2017年10月1日
2017/09/29
いま振り返れば小池旋風は9/28までがピークで小池さん自身が追い風を逆風に変えるような言動をし始めます。
本当に政権選択の選挙にするつもりであるならば、妥協して一人でも多くの人に賛同してもらいできるだけ多くの人に入党してもらわなければいけないにも関わらずさらに上から目線のこのような残念な発言でありました。
また同じ日の記者会見でさらに強烈な言葉を使い、多くの人の怒りを買いました。
満面の笑みで、特定の人間を「排除」「選別」すると語る、小池百合子東京都知事。この人がどんな人物なのか、彼女の目指す社会がどのようなものなのか、この異様な「物言い」と「笑顔の恫喝」が雄弁に物語っている。人間を「ファースト扱いの対象とそれ以外」「自分に従う者と従わない者」に選別する。 pic.twitter.com/hEoslRObPQ
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2017年9月30日
また側近の細野さんも総理経験者などの重鎮を排除するような発言をします。
希望の党がなぜこのようなことをしたかについてはこの後の公認を出すときの基準も明確でないので正確なところはわからないのですが、要は小池さんのいうことを聞けという大人げない気持ちから来ているのでないかと思います。(小池都知事のマウンティングだと思います)
この日から大きく事態が動き始めます。多くの有権者は小池さんのことが信じられないと思ったのではないでしょうか?
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