山本一郎さんは『やまもといちろう 公式ブログ – 過剰なご批評について – Powered by LINE』のなかでいろいろと弁明しています。
ここで昔も町山さんに質問されたことと同じことを質問されたことがあり蒸し返しだと指摘しています。引用してみます。
また、町山智浩さんのご指摘の内容は、だいたい2006年ごろ炎上して言われ尽くしているものの蒸し返しで、中には15年以上前の話まであり懐かしい気分になります。
そこで過去にどのように質問されたか、山本さんがどのように回答したのかについて調べたら以下のページを見つけました。
『やまもといちろう、山本一郎、切込隊長アーカイブ』にある『Tuesday, March 26th, 2013 8:24 am やまもといちろうの嘘』という記事があります。4年前ですが、山本一郎さんが今回町山さんが質問した「ホワイトヒルズLLC」についての記載もあります。
これ以外にもいろいろ調べられており、今後山本さんについて調べるときには参考になるサイトだと思っています。ちなみにこのサイトは山本さんとは2ちゃんねるの運営のしかもお金のやり取りでもめた西村博之さんが運営しているサイトです。山本一郎さんは批判サイトを削除しようといろいろされていたのだろうと思いますがさすがにここは削除できなかったようです。
この記事では山本一郎さんが自分で町山さんが質問した内容に自分自身で回答したブログについても言及しています。
問題のブログは日本ではブログで何を書いたか証拠として利用される魚拓サービスと似通った archive.org というサイトがあり、サイトごとに定期的に保管しています。
切込隊長BLOG(ブログ) – ブルーベリーうどんさんへ質問への回答
archive.org による保管
ここで町山さんの質問とかぶっている内容が二つあります。長くなりますが引用します。
投資顧問業
まずは投資顧問業についてです。
3.投資顧問業を行っていらっしゃるという2004年の「週刊ポスト」での発言内容は事実でしょうか? もし営んでいらっしゃるという場合、どちらの法人名で投資顧問業登録をなさったのでしょうか?
自分の資金を入れたファンドや口座を運用するのに対して何故投資顧問業の登録が必要なのでしょうか。普通に証券会社や信託銀行口を利用しています。ただし道義的なコンプライアンスは当然存在しているので、すでに報じられている以外の個別銘柄の推奨などは極力やらないようにしています。以前に、夕刊紙の株欄で書いたとき外れて揉めたもんで。
なんかよくわかんない回答です。投資顧問業の登録はしていないけど、自分の資金の運用に対してはいらないだろうといっていますが、これは回答になっていません。なぜならなぜ雑誌の中の発言が正しいものとすると投資顧問業はしているはずなのにはぐらかした回答になっています。
最近の町山さんとの問答も同じようなレベルです。昔そのようなやり取りをしたのか覚えているのか覚えていないかは私は定かではないですが、ちょっとずれた回答をしています。
山本一郎さんはこの記事で「投資顧問業を手がけている」と仰っていますが、https://t.co/q8Ss8FITVi … … 投資顧問業は登録制ですよね? 詐欺等を防ぐため登録はネットで検索できますが、貴殿の名前を見つけられません。そんなはずないですよね? @kirik
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2017年2月7日
単に顧問業やってるところと仕事でご一緒していただけですね。それが何か問題ですか。 https://t.co/MlpIGij6yq
— 山本一郎(やまもといちろう) (@kirik) 2017年2月7日
山本一郎さん、お返事ありがとうございます! そうなんですか! なら「投資顧問業を手掛けている」などと「消防署のほうから来ました」みたいな言い方はしないほうがいいんじゃないかと思いますよ!https://t.co/sgvuhdUCVK
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2017年2月7日
お互い回答内容は違いますが山本さんが投資顧問業の資格は本人または彼が経営している会社にはないのに雑誌ではあたかもそれを誤解させる表現はあったと認めているようなものだと私は思うのですが、彼自身は何を問題にしているのかわからない様子です。
はい? 投資顧問業は証券会社も同じく表権する会社が営業して顧客とやり取りします。コンサルで入ることもあれば、パートナーになることもあります。実際に技術評価をお請けするわけで、投資顧問業を持つ会社で依頼を請けることが何か問題ですか。 https://t.co/9Yw2y8Ywx7
— 山本一郎(やまもといちろう) (@kirik) 2017年2月7日
このような回答をする限り何が問題であるかわかっていないか、ただ詭弁を言っているかはわかりませんが、なぜ素直に謝らないのか私の理解を超えています。
100億円の資産について
山本さんは雑誌で100億稼いだといっていたのにも関わらず、町山さんからの質問については以下のように回答しました。
個人の金については回答しません、で終わりです。さようなら。 https://t.co/h114D3BMdO
— 山本一郎(やまもといちろう) (@kirik) 2017年2月5日
稼いだお金で法人成りして運用しているという超個人的な話なんで、町山智浩さんの不倫話と性質はあまり変わらず、別に誰かに説明する責務のない話です。 https://t.co/T5mZvVGeTO
— 山本一郎(やまもといちろう) (@kirik) 2017年2月5日
昔はどのように答えたかというと、なんと100億円以上の資産があることを明言してます。
4.複数のメディアで報じられた「100億円を稼いだ」というのは、事実でしょうか? 事実だという場合、それはどのような形で収益をあげられたのでしょうか?
資産額という意味では100億は超えているでしょうね。個人で自由になる額ということだとそれより全然少ないですが、何らかに関与した運用額全体という話になると250億ぐらいです。売買回転率が低いから目立たないけど。もちろん、信用買いのための担保も含めて全体的に借入額が多いのも事実です。
収益の大半は株式の売却益と貸与株の金利、先物取引の収益になります。一部コピペを見て爆笑したのですが、Dell株の平均取得単価の算出で何かまるで私が全株現物買い全力ホールドであるかのような誤解を受けていました。普通、つなぎ取引とか信用取引を市況に応じてするもんだと思うのですけどね。
このあと突っ込まれて嫌な思いをしたから絶対に答えないことにしたのでしょうか?
100億円の資産を持つ人間って日本に限らず世界中でも一握りです。そのため山本さんのようにメディアに出ていたらそれを隠すのなんて難しいし、金持っているアピールを時々ブログなんかに書いている山本さんがアクス必要はないのになぜ資産について詳細なことを書けないのか私には理解できません。
そもそも山本さんが100億円がないことを指摘しても名誉を著しく既存することはないと思っています。理由は、大体の人間は100億円をもっていないし、それに対する疑問にちゃんと答えていないからです。
守秘義務について
山本さんは、質問する町山さん対して守秘義務に対してちょっと間違った理解をベースにして回答します。
町山智浩さん、守秘義務のあるものは言いません。貴殿には何もないかもしれませんが、もしもそれでも知りたいことがあるならば、守秘義務契約結んで直接連絡ください。 https://t.co/vlsg0IUMcb
— 山本一郎(やまもといちろう) (@kirik) 2017年2月5日
守秘義務契約を結んだら実際の業務内容について答えるようなことを書いていますが守秘義務契約を結んだってなんだって情報を開示していいわけでないです。
私はセキュリティ関連製品を売っていますが。攻撃者にヒントを与えたくないので基本的にケーススタディーでお客さんの名前を出すことはないです。
ある製品の販売代理店をしていると販売代理店とベンダーの間で守秘義務契約を結びます。受注するにはお客様の情報を知る必要があるためです。
逆にほかの代理店の情報をメーカーが守秘義務があるからといって開示することはありません。
山本さんはわかっていてこのようなことを言ったのか本当にわからなかったのかは今となってはどうでもいいですが、とりあえず何らかの回答をするとまた突っ込まれるのがいやで回答したくなかったというのはわかります。
では昔はなんて答えたかというと以下のように答えました。
5.今回、一部のネット利用者から指摘を受けたこと全体についてどのようにお感じになられましたでしょうか?
資産会社が晒されたわけでもないので、玄関先に出したゴミが燃えた程度にしか思っていませんでした。ちょうどブルーベリーうどんさんにニュー速+にスレを立ててもらったこともあって、ああ、私はまだ2ちゃんねるでスレが立つ人だったんだ、という意味で、ちょっと嬉しかったです。
基本的に大事なところはほとんど晒してこなかったので、取引先の同意を得ながら少しづつこれから表に出ようと思います。今年中に話が出るとするといかだ関連でしょうか。ずっとネット社会の人だから、という部分に寄りかかって面白おかしくやれればいいや、ぐらいに思っていたので、背中を押してもらった気分です。
「基本的に大事なところはほとんど晒してこなかったので、取引先の同意を得ながら少しづつこれから表に出ようと思います。」と書いてあるので今回よりはまだましな対応だとも言えますが、この後ちゃんと対応をしなかったばかりにいろいろな人から批判されるようになっています。
最後のまとめはほぼ同じ
昔のブログではこのように書いていました。
とりあえずやりすぎの人については粛々と処理させてもらいつつ、出せるものから出して逝こうということで。
今回はこんな感じです。
ヒートアップしすぎて書かれた内容や、無責任な第三者発言のRTなどについては、時期を見て粛々と対処いたします。
びっくりするくらい同じようなことをいってびっくりしました。「やりすぎ」は「ヒートアップしすぎて」に対応しますし、第三者も処理することも言明していることは全くと言っていいくらい同じです。
今後どうなるか予想してみる
私は昨年末に山本さんが町山さんにいずれいろいろ指摘されるのでないかと予言した男です。ぶっちゃけて言うと私以外の人間が予言していたのを乗っかってみたので偉そうには言えないのですが、今後どうなるか占ってみたいと思います。
前回は第三者を巻き込むようなことを言っていましたが実際は西村博之と裁判をしただけです。また論点としては山本一郎さんの経歴に対する疑問ではなく誹謗中傷した書き込みに対してです。
もちろん経歴に対して疑問を呈する人が行き過ぎて誹謗中傷したものはあると思いますが、冷静に考えて山本さんが自分で披露したプロフィールについて検証することが問題のある行為だとは思えません。
に詳細は載っていますが山本さんは賠償金は西村さんが80万円支払うことになっていましたが、裁判費用の3/5は山本さんが支払うように命じられており、西村さんの反訴では賠償金の支払いも命じられているので単純に山本さんが勝訴したといえないのでないかと思います。
もしかすると山本さんはこの裁判に完全に勝利してと思い自分の経歴についていろいろ批判されても問題がないと勘違いしたのかもしれません。
実際に裁判のあと山本さんの経歴に疑問を持つ人に執拗に抗議し、根負けしてもう山本さんの経歴については論じないといった人がいました。
山本一郎さんから、「経歴詐称とは何だ?」という質問が来たので | ブログ運営のためのブログ運営
他人の資産の立証など出来ませんので、こちらから証明することは出来ません。
山本一郎さんが「軽く100億円あるけど、証明する気は全く無い」と言い切った場合、難しいです。
ユニクロの会長が100億円持ってることなら証明出来るけど、山本一郎さんの100億円は無理。
このようなことはしようとするのだろうと思います。
ただし、西村さん以外の人と裁判をしたといった情報はないので第三者にはこれ以上のことはできないのでないかと思います。
今回、町山さんなどは山本さんの経歴について質問して明確に回答しないのを見て嘘つきであると主張していますが、それには明確な理由があるので前回のように裁判になったとしても経歴について明確に説明するように指摘されるのでないかと思います。
またこちらでも指摘しましたが山本さんは町山さんに対して誹謗した発言も見られるので裁判になれば反訴で賠償金を支払うように言われる可能性が高いと思います。
山本さんはどこに行くのか?
前回の騒動のあと、山本さんは人気が低迷してしまいました。
当時はブログのコメント欄が開放されていたのだけど、記事を更新するたびに大荒れ。雑誌も連載もどんどん打ち切られていって、一本もなくなってしまった。当時あった公式サイトに連載の一覧が載っていたのだけど、それが減っていくのを微妙な気持ちで見ていた。
ネットの評価は「裏で暗躍するすごい人」から「中小企業を経営している売れないライター」に変わった。
そこから数年、山本は明らかに低調だった。記事を書いてもはてブには上がってこないし、雑誌やテレビにも出てこない。ネットでの存在感は皆無で、はっきり言って「終わった人」扱いされていた。
昔の弁明のあと私もなんとなく覚えていますが、確かに彼は過去の人でした。だからネットで彼のことを知っている人もノーマークだったような気がします。
また2ちゃんねるからTwitterに移った人もそれほど多くなかったのかあらたなファンを得ます。ここの部分は山本さんの努力のたまものだと思います。
もしかすると私を含む山本さんの問題点をわかっている人も再度人気者になるとは想像できなかったのも彼が復活できた一因かもしれません。
風向きが変わったのは2009年ごろ。山本がツイッターを本格的にやり始めたころだ。当初は「懐かしい人が出てきたな」という扱いだったけど、そこで頭角を現し始めた。
それに合わせて、ブログもはてブを集めるようになり、かつての調子を取り戻し始めた。
だが、明らかに変わったポイントがいくつかある。大きいのは自分の暗躍をほのめかさなくなったことと、資産について何も言わなくなったことだ。
自分が突っつかれないように注意しているようだ。ちなみにかつて挙がった経歴詐称などの疑惑には何も反論していないし、認めてもいない。
こうして炎上ネタをリークを交えつつ面白おかしく書き立てるという芸風で再び地位を確立した。ツイッター時代とマッチしたのだと思う。
前回と今回は弁明の仕方や思考パターンが同じなのでほぼ同一の流れで行くのでないかと予想します。
テレビに出たり、いろいろなサイトに記事を寄稿できるのは人気があるからですが、普段は山本さんがいろいろな疑惑に突っ込むのにここまで疑惑に対してちゃんと答えない姿を見て罵倒と差別をよくツイートする姿をみると支持をえることは難しいと思います。
しばらくたった後の復活はあるか?
今山本さんを批判している層が年をとり山本さんを知らない世代が今回と同じようにファンになる可能性は0とは言いませんが、難しいのでないかと思います。
前回(2005年あたり)はネットでたたかれたといっても知っている人が限定的だったと思います。
いまは誰もがスマホを持つ時代です。炎上をたびたび起こしているし、朝のワイドショーなども出ているので知っている人が多く、また出てこようとしても監視の目が多いのでいままでと芸風を変えないと難しいのでないかと思います。
また、別にブログをかくつもりですが個人的には山本さんの経歴の問題よりも大変下品な罵倒をしたり差別的な発言が多いところが問題だと思っています。
今すぐということはないと思いますが、過去の発言について山本さんについて問い合わせる方が多く出てきたりネットでもそのことがより多くの人に知られるようになると新たに山本さんを採用する企業はほとんだなくなり既存の企業も今後山本さんとの付き合いをよく考える必要があるのでないかと考えます。
また、今回山本さんを擁護している人、特に実名の人は見当たらないのでよほど人望がないと思います。そのため彼が復活するのはより難しいのでないかと考えます。
ちゃんとなぜ人が山本さんのことを批判するのか正確に理解したうえで行動しないと再度復活するのは難しいと思っています。
いくらブログで弁明したところでちゃんと人がなぜ山本さんに対して怒っているのか理解しないと周りの理解を得るのは非常に難しいと思います。
次回以降は山本さんの差別的なツイートについて検証してみたいと思います。
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