電通の新人が自殺したのでニュースになったり、最近だと佐川急便で上司からエアガンで撃たれたり、唾を吐きかけられたりして自殺する人がいました。
上司からエアガン・つば…佐川急便22歳自殺、労災認定 (朝日新聞デジタル)
電通や佐川急便は管理が徹底していなかったということはあると思いますが、それと同じくらい悪いのは実際にパワハラでいじめていた人たちです。
そこでどのようにするか対応方法について考えてみました。
強引な対応方法
以前、私は電通新人の自殺事件について思うことを書きました。
私は当時外資系に勤めていたのですが、なぜかとんでもなく優秀でない人が上司になりました。また改めて書きますが外資系のように人がしょっちゅう転職する環境だととんでもない人がいます。その時に私は何をやっても人格否定されました。本当につらかったです。詳細については上の記事に書きましたが、最終的には上司を追い込み、最終的に彼を皆の前で土下座させ、最終的には退社まで追い込みました。
ただ、今思うともっと穏便にするべきだったのかなと思うし、そもそも私のような強烈なキャラクターの人でないとそのような対応ができないです。
また私の上司が政治力にたけたタイプであれば逆に私のほうが会社を辞めさせられたのではないかと思います。
とりあえず証拠は集めておこう
いろいろ方法を調べてみたが、結局一番重要なことは第三者を入れて相談する必要があるのでパワハラをしたという証拠を集めることだ。
それをしているときの様子を動画に残すことができるのが一番だと思うが、録音でもいいし、それを自分以外の人に記録してもらうのもいいと思うがどちらにしてもあとで相手が言い逃れできないような証拠をそろえるべきであると考える。
会社の人事部に相談する
ある一定以上の規模の起業であればコンプライアンス上なにかパワハラやセクハラの問題があれば対応する部署があると思います。
問題は人事部に相談する場合パワハラした本人も確認するので場合によっては自分自身が不利になる可能性があります。
ただし、会社は利益を優先するところなので人事部に相談しても自分が思うようにならない可能性があることも考えたほうがいいと思います。
パワハラを受けた際の解決策として、
人事部に相談するという方法があります。しかし、人事部もやはり会社という組織の中の一部。
被害者“個人”よりも、会社全体を優先して考える傾向があるのは
仕方がありません。例えば、被害者側としては
「上司を異動させてもらうか自分をどこかに移してもらうか」
希望していたとします。
しかし、会社全体のバランスを考えた場合、
どうしてもそれが難しい場合もあるのです。
…大人の事情というヤツですね…(笑)。
いくら自分が正しいと思っていて第三者がそれをわかっていてもパワハラしていたほうが守られることがあります。
実は以前、先ほどの例で挙げた違う外資系企業でそのような場面を見たことがあります。会社って個人の幸せより全体の幸せを考えるので、正義でない判断をすることがあります。
その時は、自分に合っていない会社と思ってあきらめるしかないかもしれません。
またそのような決定が嫌だと思うならマスコミに相談するくらいしかないのかなって思います。
関係する役所に助けてもらうこと
人事部に相談してもうまくいかないときがあります。また最悪の場合自分の立場が悪くなることもあるでしょう。
そのような場合、会社以外の組織に相談する必要があるでしょう。
労働基準監督署
こちらのほうに相談すれば会社に対して何らかの調査が行われる可能性があります。
人事や相談窓口に相談しても、
なんら効果的な対処法を示してくれず状況が全く解決しない場合は、
各自治体に設置された労働基準監督署に相談しましょう。直接出向いて相談することもできますし、
メールで相談することも可能です。労働基準監督署は、パワハラ問題解決のプロ!
相談を受けると、担当の職員が該当する会社へ問合わせを行い、
その企業の社長が呼び出されたり労基署の職員が企業内へ視察に来たりします。
ただし、こちらに相談してもあまりパワハラ問題への解決にならない可能性もあります。
労働基準監督署は相談で何をしてくれる|労働者の労働問題相談所(埼玉・春日部)
このページでは労働基準監督署の役割について解説していますが、残念ながらこちらのほうに言っても問題解決にならない可能性もあります。
パワハラでも、例えば残業が多いとかなにか基準がしっかりしたものであればことらのほうで対応してもらえる可能性はありますが、パワハラ全般に対応してくれるわけではないのかなと思います。
ブラック企業で働いていたら労働基準監督署のガサ入れにあった | ガジェット通信
こちらでは、実際に労働基準監督署が対応した事例が見れますが、パワハラというより拘束時間がすごく長いとか、給料が不当に少ないとか法律に明らかに反している場合に対応してもらえるものなのかなと思います。
警察に駆け込む
たとえば先日の佐川急便でエアーガンで撃たれたりとか唾を吐かれたりする場合や人前でひどく侮辱された場合には警察に相談するといいかもしれません。
パワハラで対応してといっても警察は民事不介入なので具体的な被害を説明する必要があります。
内部告発を検討する
それほど重大なパワハラでなければ、内部告発を考えるのは非常に難しいと思いますが、内部告発をすることを考えるのもいいかもしれません。
内部告発(公益通報)の正しい方法と順序 ~ 労働トラブルねっと!
ここではパワハラだけを対象にしていないのですが、例えばパワハラで人事部に相談したら報復人事をされた場合など告発することができるかもしれません。
最後に
パワハラをうけて、一番不幸な結果は自殺するとか、精神に著しいダメージを受けてうつ病になったりすることだと思います。
そのような場合解決する方法はいくつかあると思います。
一番簡単に思いつくのは会社を辞めることですが、入社2-3年で辞めると再就職が難しいし、日本は転職による労働の流動性を考えている仕組みになっていなのでそんなに簡単ではないのかなと思います。
また自分が全く悪くないのに、パワハラをした本人にはほとんどおとがめはなく、被害を受けた自分ばかり悪い目にあうといった不条理を経験すると、運が悪かったとしか言いようがない時があります。
ただ、パワハラでこれから長い人生を無駄にすることだけは避けてほしいと思います。
ちょっと突き放した言い方になるかもしれませんが、最終的にパワハラから身を守るのは自分自身です。
たとえ不条理なことがあっても、この会社にずっといてもいいことは起きなかっただろうと思うことにして違う道を進んでもいいのかなと思います。あなたが優秀な人間であれば新天地で活躍することで心のもやもやが解決できます。
また、闘って自分の権利を堂々と主張するといった方法も取れると思います。
私の経験上、パワハラを起こす会社は何かしら問題があると思うので、会社に自浄能力がなければ、そこの会社に居続けることは苦痛かもしれません。
どちらにしても、パワハラされることがあってもできるだけ前向きに考えれるようにしたほうがいいと思います。
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