どのようなことがあっても自殺なんてしないほうがいい、って思ったこと

今日、ツイッターを見ていたら電通に昨年、新入社員として入社されたかたがあまりにもひどい対応で自殺に追い込まれたのを知りました。

もう起こったことなので、泣いたり、悲しんだりしたところで自殺するひとが生き返るわけではありませんが、自殺を考えている人はあなたが死んだら悲しんだり、何年たっても思い出してあのときどうしてあげればよかったんだろうとずっと後悔することになることは覚えておいてください。

その友人がなぜ自殺したかについては理由は聞いていないのでわかりませんが、理由をしってもそんなことで死ぬなんてって思うだろうと思います。

今回亡くなられた方も、死ぬ前に会社をやめればいいのにと思うことはできても本人の立場で考えるとなかなかそのようなことを考えることはできないのではないかと思います。

自殺する人にはきっと深刻な悩みなんだろう

ただ自殺する人に取っては、それは死ぬくらい深刻な悩みなんだろうと思います。

友人がなぜ死んだのかいろいろな人と話したのですが、結局皆と話した結論は「きっと、説得しようとしてもその友人はいずれ死を選んでいたのでは」ということに落ち着きます。

よくよく考えたのですが死んだあとどうやったって生き返ることができないから、そのような結論になるのだろうと思います。

最近ではその友人の話は誰ともしないようになりました。だって何の解決にもならないから、、、

死んだら終わり

過労死の問題でワタミが間違った対応をしたのでイメージが悪くないなり事業を縮小したようにこの事件によって電通は社会的な制裁が加えられ、これから経営が傾くかもしれません。

この事件により、もしかして労働条件が変わり電通にも労働改革がおきてこのようなことが二度と起こらない会社になるかもしれません。

というよりそのようになってほしいのですが、かといって自殺がいいとも思えません。

自殺することで問題提起していることになる側面はあると思いますが、それが最適な答えではないと思います。

というのはここの冒頭でも書いた通り、なくなった本人だけでなく残された人たちはたぶん死ぬまで傷ついたままだし、本人だっていきていればこれからきっと楽しいことも数多くあったはずで、そのようなこともないまま人生を終えるのは他人である私からしても残念だなと思うからです。

そんなに深刻なものであると思わないって方法もある

若いときにある外資系企業に勤めていましたが、展示会の責任者に抜擢されたことがありました。ただ抜擢されたあと私の上司にあたる人が転職で来ましたが、当時は仕事ができない人だと思っていましたが、今思えば自分に自信がなく責任をとりあえず取りたくない人でした。

当時その展示会は業界では重要視されているもので、私が勤めていた会社もその業界では絶対に失敗することができないものでした。

彼が入社するまでにも準備していましたが、入社後相談すると全部否定で何一つ決まりませんでした。またミーティングするときに内容についてボロクソいうのはともかくとして私の人格否定もしました。

正直、このときは会社を辞めたかったです。気が弱ければ自殺を考えたかもしれません。

私はその時父親に相談しましたが、「まだ若いお前が力がないからそういうんだ。きっとお前を鍛えているつもりだろう」と言われました。そのときもう一つ言われたのが

「最悪、展示会でなにも用意できなくたって、だから何だっていうのだ。出せなかったらお前だけでなく上も悪者になるし、そもそも出せなくたって命まではとられないだろう。」

っていわれたのを思い出しました。

そのあと気がちょっと楽になりました。

ほかの人に相談して強引に進める

このあと、展示会がこのままだとまずいということでいろいろな人と相談しました。

その上司はだんだん立場がなくなって展示会前に一緒に海外出張にいって忘れようと言われましたが、頑として断り、彼一人だけで出張に行ってもらいました。

その間日本組織のトップ(いわゆる日本法人の社長)に詰め寄って決済をもらい無事に展示会に出すことができました。

私以外にいろいろな人の協力もあったので結果的に成功に終わり胸をなでおろしたこと思い出しました。

若気の至り

展示会の最終日、上司が上から目線で「おつかれ」と話してきたので今まで貯めてきたものを社員全員が見ているまで吐き出しました。

「お前のおかげで何が危機的状況になったかわかるのか、悪いと思うんなら土下座して謝れ」といって土下座させて、彼が謝った後「お前が謝った通り役に立っていないんだから今すぐ帰れ」ていって本当に帰ってもらいました。

いま思えば若気の至りで恥ずかしい話ですが、会社を辞めたり、自殺することを考えればぜんぜんよかったのかもと思います。

もっとも、そのような過激なことをしないほうがいいのは間違いないです。

いいたいこと

いろいろ報道される会社での労働問題について、私がどのように解決するべきだということはできません。というのは人によって問題のとらえ方が違うので今回私が書いたような「ひどい」上司ともうまくやれる人はいると思いますし、逆に私と違って会社を辞めて自信を無くして人生を台無しにする人だっているでしょう。

また、状況も違うので私のような「強引な」解決方法が最適だとも思えませんし、そもそも今でもそれが最適な解決方法だとも思えません。きっともっと大人な解決方法もあったのではないかと思います。

なぜなら状況によっては上司に逆らった時点で私が首になっていた可能性も高いからです。

ただ一点だけ言いたいのは、どのような深刻な状況になっても死に至るような判断をしないでほしいということです。

また、ここでしくじったって命までなくなるわけではないしって開き直れば状況を打開することも思いつくかもしれません。

もしかして私がいっていることは無責任なのかなとも思いますが、いろいろ考えて生き続けてほしいと思います。

生きていればつらいことも当然ありますが、楽しいこともあると思います。

だからこそ死を選んでほしくないなって思います。

なにもできませんが私でよければいつでもツイッター(@kyamada1970)で話し相手にはなれると思うのでご検討ください。

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